ひだまり調剤薬局河野です。
本日は麻黄湯という漢方薬についてお話したいと思います。
麻黄湯は風邪薬として使われる漢方薬ですが、
『初期のインフルエンザ』『インフルエンザ様症状』にも効果があります。
服用すると体がポカポカしてきて発汗作用があり、
その後スウーと体が楽になります。
先日、麻黄湯を夜に服用した際、寝付けないという経験をしました。
後日他の薬剤師に聞いてみたところ同じ経験をしたものがいました。
実は麻黄湯には麻黄という生薬が入っていますが、
麻黄にはエフェドリンという成分が入っています。
エフェドリンは覚醒作用があるため不眠の副作用が見られることがあります。
受診された当日～３日目ほどは熱が出ていて体力も消耗しているため
あまり感じられないかもしれませんが、
症状が大分良くなりはじめた辺りでひょっとすると経験される
患者さまがいらっしゃるかもしれません。
また夜に入眠剤などを服用されている場合も注意が必要です。
今までそういった点を投薬時に確認したことはありませんでした。
今後の業務に活かしてまいります。
今回も１つ重要な経験をすることができました。