ひだまり調剤薬局河野です。おはようございます。
日曜日に高松で開催されたネクスト経営塾に参加してまいりました。
香川県、高知県、大阪府、和歌山県、島根県、愛媛県
多くの県から多数の方が参加されていました。
私は4回目の参加になると思います(笑)
今回も貴重な講演・貴重な情報を得ることができました!
多くの薬局経営者の先生方が参加されており情報交換がかなり貴重になってきます。
この1週間でインプット、アウトプットして活かしていきたいです。
懇親会では締めの挨拶を担当させていただき、
これもまた勉強になりました(#^.^#)
だいぶ慣れてきたなーとお褒めの言葉をいただきましたが、
途中トイレに行った際、一丁締めの挨拶方法を調べたことは
誰にも言えません・・・(笑)
ひだまり調剤薬局河野です。こんにちわ!今日は大雨ですね(^_^;)
台風も接近中で日本を横断するのではないかということで注意が必要です!
題名にあるように目薬って実は大変・・・何が大変か?ずばり!
お子様への点眼です。特に0~4歳までのお子様への点眼はすご~く大変です。
我が家に4歳の息子がいますが点眼はなかなかしてくれません。暴れることもあります。
目を無理やり開けられ何か入れるというのはすごく嫌なものでこれは当然のことと思います。
目薬は1剤であればどうにか頑張ろうと思いますが、
目薬何種類+眼軟膏など数種類のお薬を一緒に使う場合が多々あります。
数種類の目薬を点眼する場合、目薬同士の間隔を5分ほど開ける必要があります。
同時にすぐ点眼してしまうと後から点眼したお薬が溢れ出てしまい効果が弱くなります。
(目の表面をおおう量は1回1滴分だと言われています。)
そして眼軟膏を同時に使う場合は、さらに5分の間隔をあけ最後に使用する必要があります。
眼軟膏は液をはじいてしまうため最初に使うと目薬に効果が弱くなります。
例えば目薬が3つある場合点眼が終わるのに15分ほどかかります。
小さなお子様を連れ来局されたお母様にこの使い方をお伝えしますが、
心の中で『そんなのできるかな~(^_^;)』
と不安に思われるお母様もいらっしゃると思います。
無理やり点眼しようとすると暴れて目を爪や目薬の先端でついてしまう可能性がありこれが一番怖いことです。
そこで普通に点眼するのがなかなか難しい場合、ひだまり調剤薬局では
『寝ているときに点眼する』
といった提案をしています。
朝寝ているとき、お昼寝しているとき、夜寝ているとき、などなど
点眼するタイミング・時間は比較的自由に設定することが可能です。
『目頭に1~2滴垂らし、下まぶたをそっと下げる』
すると目薬が目の中に入っていきます。
眼軟膏は下瞼を引いてそこにできた溝に1cmほど塗る
といった使い方が基本となりますが、これも子供たちには難しいです。
そういった場合は目頭につけてもらったり、目尻を横に引いてもらい
そこの溝に塗るといった方法をおすすめしています。
状況状況によって変わってきますし、症状によってはおすすめできない場合もあるので、
気になる場合はお気軽にご連絡ください(#^.^#)
ひだまり調剤薬局河野です。こんにちわ!
本日、3歳のお子様に授乳中の患者さまが来局されました。
すべての患者さまのお薬について薬の量、禁忌、飲み合わせ、飲み方など確認に気を付けていますが、
妊婦さん、授乳婦のお母さまの場合はお2人の命がかかってきますので特に気を付ける必要があります。
妊娠中でしたら胎盤を通して薬が赤ちゃんに移行する可能性があり、
授乳中でしたら母乳を通して薬が移行する可能性があります。
僕たち薬剤師がまず確認するものに添付文書があります。
添付文書には禁忌、疾患、飲み方、飲み合わせ、注意点・・・などなど様々な情報が記載されています。
その中で『妊婦、産婦、授乳婦等へと投与』欄を確認します。
ただ確認すると言っても載っている文章は同じものが多いです。例えば、
クラビット錠
・妊婦または妊娠している可能性のある婦人には投与しない。
・授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。
オメプラール
・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
・授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせること。
ワーファリン
・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。
・本剤投与中の授乳婦には授乳を避けさせること。
どれも基本的には妊娠中は使わないように!授乳中は授乳を避けてください!と記載されています。
もちろん避けるのが一番望ましいのは分かっていますが、これでは判断が難しいです。
こういった記載をされているお薬の中でも今まで使われてきてデータ・経験上安全に飲めるお薬があります。
薬局では、妊婦さんに対しては①妊娠期間 ②お薬の安全性
授乳中のお母さまに対しては①お子さんの年齢、体重 ②授乳の頻度、時間 ③症状の強さ ④お薬の安全性
を確認していきます。そして気になることがあれば先生にすぐに確認をとります。
授乳中のお母様の場合、
①お子様に対しても服用可能なお薬でしたら母乳中に移行する量はすごく少ないので安全性が高い
②授乳直後に服用すると次回授乳までに母乳中の薬量が少なくなる
③症状によっては、ひどい時だけの服用に変更する(頓服)
④さらに安全性が高い代替薬を提案する
といったことを考えお話を聞き確認し投薬していきます。
母乳による授乳を止めてしまうとお子さんが泣いて落ち着かない、
ただでさえ大変な子育てがストレスになってしまってもいけません。
また、搾乳をしても乳腺炎などになってしまうこともあるかもしれません。
そうなってしまうと一時的な授乳中止では済まなくなってしまいます。
お薬・疾患によっては授乳中止しないといけないこともあるかと思いますが、
授乳を続けたいお母様・・・その気持ちは大切にしていかなければなりません。
一番怖いのが妊娠中・授乳中であることを伝えず、誰の確認も受けずにお薬が患者さまのもとに渡ってしまうことです。
診察を受ける前のアンケートもしくは診察中には必ず妊娠中、授乳中と伝えるようにしましょうね(#^.^#)
ひだまり調剤薬局河野です。おはようございます。
昨日ご質問があった事例を1つ取り上げます!
『目薬を点眼した後に喉の奥で嫌な味というか、違和感があったんですがお薬のせいですか?』
このご質問は時々あります。
目頭には涙の排出口(涙点)があり、そこから鼻の中へとつながっています。
(涙点→涙小管→涙嚢→鼻涙管→鼻腔)
そして鼻の中に入ったお薬は喉の方へと流れていき、薬の味・苦みを感じることがあります。
目からの吸収は局所的ですが喉の方へ流れ吸収されてしまうとお薬が全身に周っていく可能性があります。
僕は抗菌剤の目薬を使用した際に苦みを感じる時があります。
これを予防するためには目頭を1~2分ほど押さえていただくのが一番です。
ただあまり強く押さえてはいけないので注意が必要です。
お子様への点眼は体への吸収を少なくするため『目頭を押さえること』
と先生から直接指示が出ることもありますので、副作用の予防のためにも実施しましょう!
あと目薬を使う上での注意点として、
症状同じだし前もらった目薬を使っちゃえ!ということがありませんか?
目ヤニ、充血、痛みなど症状は同じでも原因が異なる場合が多々あります。
また、目薬の先端がまつ毛についたり皮膚についたりすると
そこからばい菌が瓶の中に入り増殖していく可能性もあります。
人に感染しやすい眼疾患を治療中、同じ目薬を使用するとそれが原因となり感染するかもしれません。
衛生的にも1か月過ぎたものは使わないほうが良いと言われていますので、
前と同じ症状だし・・・
といってもしっかりと診察を受けて症状にあった新しい目薬を使用するようにしましょう!
ご質問等いつでもお受付していますのでお気軽にご連絡ください(#^.^#)
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